うつや自閉症などの精神疾患は小麦に含まれるグルテンや糖の過剰摂取によって悪化するのではないかと言われています。私がうつで最初に通院したときに、先生にまずはパンなどの小麦を中心とした炭水化物を出来るだけ取らずに、たんぱく質を取るように言われました。また缶コーヒーには多量の砂糖が入っており糖分の過剰摂取もよくないとのことでやめるように言われました。
実際に食事の改善と休職によって1カ月ぐらいからだるさや不安感が改善しはじめ、3カ月たった現在はかなり良くなっています。
小麦がなぜうつや発達障害に悪いのか
小麦の何が体に悪いかというとグルテンという物質です。これは穀物に含まれるたんぱく質で、粘り気や弾力性があって、パンやパスタのモチモチ感やうどんのコシの元になっています。他にも、ラーメン、ピザ、お好み焼き、パンケーキ、焼き菓子、てんぷらの衣、カレールーなどの加工品にもグルテンは含まれています。
体調が悪い人はこのグルテンに腸が過敏反応したり、グルテンをスムーズに消化できていない可能性がある。正常な人の場合小腸の粘膜の細胞は適度につながっていて、必要な栄養素だけを取り込み、不要な毒素や細菌はブロックするが、それが出来ない場合グルテンをとると小腸の粘膜の細胞間が緩むため毒素が入り込み炎症を起こしてしまうらしい。
これが慢性的な便秘や下痢などのお腹の不調、やる気の減退、不眠、頭の回転が遅いというような症状を引き起こすのだそうです。
このグルテンによる症状はアレルギーのような食べるとすぐにかゆみや腫れがなどの症状が出るものでない。若いうちは体内にたまった毒素も少なく、毒素を排泄する力も十分にあり、グルテンを含む食品を食べても大丈夫だった人が、40代以降に不調として現れることもあります。私は学生のころからカップラーメン、レトルトカレー、パスタ、菓子パンなどたくさん食べてきました。カップラーメンは2日に1回くらいは食べていて、毎日食べていた時期もあります。だから35歳にしてうつの症状として現れたのかもしれません。
また、グルテンはたばこのニコチンやコーヒーのカフェインと同じく依存性があるともいわれているので気を付けなければいけないですね。
砂糖がなぜうつや発達障害に悪いのか
うつ状態になりやすい原因の一つとしてセロトニンシステムの機能不全があります。セロトニンが不足するとやる気が出なくなりうつ状態に陥ります。このセロトニン不足の原因を引き起こすのが糖質中毒です。糖質中毒の人は炭水化物ばかりを好んで取り、動物性食品をあまりとらない傾向にあります。そうするとアミノ酸や不飽和脂肪酸、ビタミンB群が不足しがちになります。また、糖質を分解するときにビタミンB群とたんぱく質が消費されてしまい消化酵素の生産が減って消化吸収能力が下がります。そうするとビタミンB群とたんぱく質が糖質を分解するために使われ、さらに消化吸収されにくくなってしまいます。
怖いことに、甘いものをたくさん食べるとエンドルフィンがが分泌され快楽を感じます。いったんその快楽を知ってしまうとまた甘いものが食べたくなります。
こうして糖質中毒になってしまうのですが、糖質をとることによって気分障害になってしまう可能性が高いという研究結果も出ているので糖質制限をする価値はありそうです。
小麦や砂糖が体にどのような影響を与えるか
ここまで小麦や砂糖が体に悪いことを書いてきましたが、私は元々はご飯中心の食事でパンはあまり食べていませんでした。ジュースやお菓子は食べたり飲んだりしていた方だと思いますが外仕事をしていたので麦茶を飲む量が多かったので中和されていたかもしれません。ところがうつになる1年ほど前に営業職に転職したので動く量も減り、麦茶はほとんど飲まなくなりました。また、同じくらいのタイミングで朝食をパンにしたことも影響していたと思います。
現在はジュースやお菓子は食べないようにして、飲み物は基本麦茶、パンは食べないことにしています。最近は食事をした後にだるくなってしまうので、何を食べたらだるくなるのか、何ならだるくならないのかを調査中です。今のところ分かっているのは、チョコレートを食べた後はだいたいだるくなります。お昼はだいたい食べない方が調子はいいのですが、昨日はパスタを食べた後だるくなりました。今日はお昼を食べなかったのですが、お腹がへったので16時ころメンチカツを2つ食べたらだるさと眠気がやってきました。単純に食べ物だけが原因とは言い切れないのでいろいろ試してみたいと思います。
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