逆日歩ってなに?

株主優待

少額でできる株主優待について書いています。
3月は優待銘柄が多かったのでいろいろ選べましたが、4月は優待が少ないので一般信用でクロス取引できる銘柄がほとんどありません。
そこで、制度信用売りをしている銘柄を見ていたら、欲しい優待がありました。

2751テンポスホールディングスです。
ここは約25万円で優待が獲得できるのですが、優待内容が8000円相当の食事券なので、ぜひともほしい内容です。
しかし、一般信用売りがありません。幸いにも制度信用売りは取り扱っているのですが、制度信用売りには注意するポイントがありました。

逆日歩です。
今月は優待銘柄が少ないので、制度信用売りのクロス取引にも挑戦してみようと思い、逆日歩についてしらべました。

逆日歩とは

逆日歩とは品貸料とも言われる株式の制度で、信用売りをした株に対して、貸株料とは別に必要となることがある手数料のこと。
一般信用取引は証券会社が保有している株式を貸し出すため、売り建て可能な数量に限りがある代わりに逆日歩はかかりません。
それに対して、制度信用取引は証券金融会社から借りて信用取引をするため、取引が活発な株式の場合、売り建て数量が足りなくなる場合があり、
その際に証券金融会社が機関投資家から入札で足りない株式を調達してくる金額が品貸料として信用売りをした場合にかかってくる手数料となります。

逆日歩はいくらかかるのか

1株あたり、1日あたりの品貸料は、品貸入札で決定し、「1日、1株あたり○銭若しくは○円」と表記されます。
実際の品貸料は品貸入札で決定されるためいくらになるのかは翌日にならないとわかりません
売買単位と貸借値段によって上限の最高料率は決まっているため、
日数×株数×最高料率で逆日歩がかかる最高金額は計算することが出来ます。

最高料率については日証金のホームページに載っています
http://www.taisyaku.jp/media/about-hayamihyo.pdf

テンポスホールディングスは4月12日の株価が2,407円なので24万超~25万以下なので最高料率は5.0円です。

逆日歩は何日かかるのか

逆日歩がかかる日数については、月曜日に空売りして約定し、翌日の火曜日に買い戻し注文をした場合は水曜日に空売りの受け渡し、木曜日に買い戻しの受け渡しが行われるので逆日歩日数は1日です。
注意が必要になのは、土日をまたいだ場合の逆日歩の日数で、水曜日に空売り注文が約定し、翌日の木曜日に買い戻し注文が約定した場合は、空売りの受渡日は金曜日で、買い戻しの受渡日は月曜日となり3日分の逆日歩がかかります。
今月の27日にクロス取引をした場合は空売りの受け渡しが30日で、現渡しの受け渡しが5月6日になるので逆日歩日数は6日になります。
4月のクロス取引はゴールデンウィークをまたいでしまうので日数がかかってしまいます。

逆日歩の調べ方

今月クロス取引したいテンポスホールディングスは最短の27日にクロス取引をしたとしても逆日歩が
最大で5.0円×100株×6日=3000円かかる可能性があります。結構リスクが大きいので少し怖いです。
前もって逆日歩がいくらになりそうかわかればいいと思って調べていたら逆日歩予想というものがありました。
SMBC日興証券のサイトで逆日歩の予報を見ることが出来ます。
https://www.smbcnikko.co.jp/products/stock/premium/
4月13日の逆日歩予報は発生確率95%でした。直近逆日歩実績は5円。
これは最大の逆日歩を覚悟した方がよさそうです。

実際の品貸料率は日証金のホームページで見ることが出来ます。
https://www.taisyaku.jp/

4月9日の逆日歩は0.05円になっています。0.05円なら6日でも30円なのでかわいいのですが。

まとめ

今日は制度信用取り引きの場合にかかってくる逆日歩について調べました。
逆日歩については最大料率というものが定められているので日証金のホームページで見ることによって、
最大でかかってくる品貸料については計算で求めることが出来るとわかりました。
クロス取引をする場合は優待のメリットと手数料などのバランスが大切なので、事前に逆日歩のリスクも計算すれば制度信用取引もクロス取引で使えそうだと感じました。
ただ、4月は土日祝日をまたいでしまうので、日数が増えてしまうためリスク管理が難しいので、
今月に制度信用でクロス取引をするかどうかは要検討です。
本日もありがとうございました。

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