初心者におすすめの資産運用
2021年2月15日に日経平均が30年ぶりの3万円台を回復し大きなニュースになったので株や資産運用に興味を持った人も多いはずです。
一昔前は貯金するのが当たり前でした。というのも高度経済成長にあった1970年代には定期預金の金利が10%を超えるものも存在していたのでその時代であれば貯金をしていてもよかったかもしれません。ところが今の定期預金の金利は0.002%程度。100万円を1年間預けても1年後に受け取れる利息は200円。
これでは資産運用には向いていません。ただ、株に比べてのメリットはあります。それはお金が減るリスクがないことです。
株式を購入すれば景気の波や会社の業績によって上がることもあれば下がることもあります。なので株は怖いというイメージを持っている人が多いんですね。
私も株は怖いと思っていた一人です。今でも怖いと思っています。リスクは出来るだけ取りたくないので出来るだけリスクなく出来るものはないかと調べて見つけたのが株主優待です。
株主優待とは
株主優待とは一定の株数を保有している株主に対して、年に1~2回、配当金以外の物やサービスを贈呈する制度です。
最近では優待生活の桐谷さんなどはテレビなどでも紹介されているのでご存知の方も多いと思います。
株主優待をもらうためにはどうしたらいいかというと、株主優待がある銘柄の株を一定数持っている。これだけです。ただ注意するポイントはいつ持っていればいいかというと、株主優待を受けれる権利確定日というものがあって、その日に株を持っていることです。
株主優待の例
株主優待でもらえるものは食品や日用品、ギフトカードやクオカードなど様々です。
いくつか紹介します
ホクト (1379)
自社グループ製品詰合せセット※健康セット、レトルトセット、きのこ・レトルトセットより1点選択
トリドールホールディングス (3397)
割引券(100円)30枚
マンダム (4917)
5,000円相当の自社製品(化粧品等)
全国保証 (7164)
3,000円相当のクオカード
サックスバー ホールディングス (9990)
自社オリジナル商品(バッグ等)1,000円相当
他にいろいろな優待があるので検索してみましょう。
検索するのにおすすめなのがSBI証券の優待検索です。
優待の権利月や必要金額などで絞って検索出来たり、優待品の写真も載っているのでとても便利です。
口座開設が必要ですが、クロス取引をするのに一番わかりやすい証券会社だと思うので開設しておいて損はないと思います。
株主優待のリスクを抑える方法
色々な優待がもらえる株主優待ですが、せっかく株主優待がもらえても優待の価値以上に株価が値下がりしてしまうと損をしてしまうことがあります。
株価のチャートを見るとわかるかと思いますが、優待権利日に向かって株価が上昇し、権利日を過ぎると下落している株が多いです。
これは優待目当てで購入する人がいて、優待の権利が終わった後に売ってしまう人がいることを考えると当然と言えば当然のことかもしれません。
この株価下落のリスクを抑えて株主優待を得る方法としてクロス取引というものがあります。
クロス取引とは
クロス取引とはつなぎ売りともいわれ株式の現物買いと信用売りを同時に行うことです。
株式市場が動いていない時間に同銘柄で現物買いと信用売りを同じ株数を成行で注文を入れます。
そうすると市場が始まったときに同価格で買いと売りで保有できます。
例えば10000円の株を現物で保有していて、株価が9000円になった場合、現物のみであれば1000円のマイナスですが、
売り建てで10000円で保有していた場合、株価が9000円になれば下落した1000円がプラスになっているので、権利確定日が過ぎた後
保有している現物で信用売りしている株と相殺することによってプラスマイナス0で権利確定日に優待株を保有できることになります。
注意が必要なのが手数料です。現物株式の購入手数料、信用売りの手数料、貸株料、配当金の差額、逆日歩がかかってきます。
手数料については証券会社によって違ったりするので別でまた書きたいと思います。
クロス取引のやり方
クロス取引(つなぎ売り)の方法はこちら
https://site2.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_domestic&cat1=domestic&cat2=none&dir=info&file=domestic_info150522.html&int_pr1=160802_dstock_shbonus:lptop_btn_03
SBI証券のサイトで分かりやすく紹介されています。
クロス取引おすすめ証券会社
SBI証券
つなぎ売りの方法の紹介や優待検索なども充実しており、初心者がはじめる野におすすめの証券会社
SMBC日興証券
一般信用売り銘柄が充実しており、貸株料も業界最低水準
まとめ
初心者におすすめの資産運用として株主優待のクロス取引を紹介しました。
株主優待の還元率は1%程度のものもあるので、毎月1%の株主優待をゲットできれば年利10%も夢じゃないということですね。(計算上は。)
証券口座の開設は無料でできるので資産運用の第一歩として口座開設から始めてみてはいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。
コメント