発達障害に人に向いている仕事

発達障害

発達障害と診断された人や発達障害の傾向がある人は向いていない仕事に就いてしまうと、すごくストレスを抱えながらの仕事になってしまったり、
仕事を辞めてしまって仕事が長く続かなかったりするなどして、自分に向いている仕事が何なのか、どんな仕事なら続けられるのかと悩むことがあると思います。

現在私も、転職した会社でうまくいかず、うつを発症して退職をし、次の仕事は何をしたらいいかと自問自答しているところです。

発達障害の人に向いている仕事、向いていない仕事

発達障害の人に向いている仕事として経理やIT関係など、人間関係や状況によって正解が変わるものでなく、
正解が決まっていて合理的に進んでいくというような仕事があげられます。

苦手な仕事としては電話対応が多い業務、同時並行して相手の気持ちを汲みながら働くような接客業務、相手の状況に合わせて段取り良く時には話を盛って話を進めるような営業、
ミスが許されない仕事などがあります。

例えば適職とされるITでもプログラミングは得意であっても、営業や調整を行わなければいけない現場ではうまくいかないということがあるなど、
向いている仕事というよりは、向いている会社、職場、社風、社員というところで考えたほうがいいようです。

同じ接客でも、マニュアルがしっかりとある職場ではうまくいっていた人がマニュアルがなく臨機応変な職場では合わないといったことがあるからです。

ちなみにメンタリストのDaigoさんはADHDの人は職場で解雇されやすかったり、3分の1は定職についていなかったりするなどして仕事に困難を感じている人が多いが
ADHDの人は起業家に向いていると言っています。

【仕事】ADHDの方が有利な職業がまさかの…

発達障害の中にもADHD傾向の人と、ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)傾向の人では向いていることが違うようです。

発達障害の人に適職はあるのか

天職といえるような仕事が見つかることはめったにありません。これを自覚する必要があるようです。
発達障害の場合、想像が苦手なため、適性が全くない職種を選んでしまうリスクが高く、自分に会った仕事がどこかにあると思い続けてしまう
青い鳥症候群になりやすい傾向もあるため、就業支援を受けるのがいいとされています。
自分にぴったりの職場を探し続けるよりも、今の現状にある職種、職場を自分の適職にできるかを考えた方が簡単かもしれません。

障害者雇用か一般雇用か

職場での生きづらさの問題が発達障害であるとわかって、その特性を理解し、改善できそうであれば一般雇用で働ける方がいいと思います。
私の場合は改善しようとしていた部分が発達障害が原因であったので改善が難しいと感じ退職をしました。現在は就労支援センターに相談しながら障害者雇用での就職を考えています。

職人、伝統工芸、農作業などの仕事

手先が器用で手仕事に適性のある発達障害の方は多いようです。昔から職人気質などと言われるように職人は言葉でなくて背中で見せるというような業界も多かったので会話が苦手な方は会う可能性はあるのですが、将来性を考えると、職人は自営業が多いため自分で経理、マーケティング、営業をしたりとマルチな仕事をする必要があります。

職人芸の部分は感覚的なところがあるのでマニュアルなどはないことが多いです。体で覚えることが出来るぐらい根気強くやれるのであればいいかもしれません。

ちなみに私は庭師の仕事をしていましたが、父から代替わりして経営や営業などマルチに考えなければいけなくなったあと、うまくいかなくなり天職をしました。

庭師も含めですが伝統工芸や農業などは人材不足の業界なので市役所などの行政に問い合わせるとサポートなどが受けられるかもしれません。

反復作業、軽作業など発達障害者に向いている仕事では給料が安い

決まった業務や軽作業などの障害者雇用枠での仕事は給料が低めに設定されていることが多いです。
しかし、その特性を生かして職場で必要不可欠になっている存在の人もいます。最初の給料は低めかもしれませんが、まずは職場に馴染んで出来る仕事を増やし、職場での存在感を上げていけば給料が上がる可能性はあると思います。

コミュニケーション力を鍛えるために苦手意識がある仕事もした方がいいのか

大事な考え方でコミュニケーション力は鍛えるに越したことはありません。子らからの長い人生でコミュニケ―ションは少なからず必要になるからです。
ですが、仕事として苦手な職種に飛び込むのはおすすめ出来ません。というのも、私がそれをやろうとしてうまくいかなかったからです。
コミュニケーションに苦手意識があった私は仕事であれば何とか改善しようと頑張るから少しづつでもよくなっていくだろうと、営業職に転職しました。
当時はコミュニケーションが苦手と思っている程度でしたが、職場でうまくいかず、うつを発症し、発達障害と診断されるにいたりました。
苦手分野を克服するには想像以上にストレスがかかります。苦手かもと思っている程度であれば挑戦してもいいかもしれませんが、発達障害と診断されている場合はやめておいた方がいいでしょう。

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